ふるさとの山に向かひて

いつのころからか、
深夜便を聴きながら、眠りにつくのがならいになっている。
ふと目覚めると石川啄木の歌が聴こえてきた。
新井満さんが啄木のふるさとを想う歌に曲をつけたもの。
歌うのも新井満さん自身だ。
演歌でもなく、フォークでもない。
中年(?)のこころを揺さぶる。
僕にはふるさとに相当するものがないが、その想いは伝わってくる。
学生時代に啄木歌集を携えて函館(隣町 黒磯町での工場実習だった)に出かけた。
それ以来、石川啄木とはご無沙汰だったなあ。