カラースケッチも3分

カラースケッチも3分 山田雅夫著 光文社新書
この人のスケッチのノウハウ本がでると、つい手にしてしまう。
ハンディ性ということから、筆者は色えんぴつによる着彩をすすめる。
水彩画では水の携帯という難問がある。
しかし、僕の経験(色えんぴつ絵の教室に1年かよった)だと色えんぴつは難しい。
濃淡がつけづらいので、水彩のように「なりゆき」や「ごまかし」がきかない。
かなりのスキルが必要なのだ。
相性ということもあるのだろう。
僕には色えんぴつは「ちょっとね」なのだ。
しかし、この本には数々のヒントがある。
省略、対象の絞込み、白いスペースの効果など・・・・。
最も教えられることは、身のまわりの品々、眼にする光景に対する
関心のもち方・好奇心、それをどう表現しようとするかの挑戦・マインド。
この人の本を読むと、スケッチに対して奮い立たせられる。