奏生(かない)

奏生は沖縄のグループ・Begin がつくった小さな弦楽器。
ギターよりふたまわりほど小振り。
沖縄の三線にもう1本弦を加えた4弦で「指1本で弾き語りができる」が,売りである。
その奏生がやってきて10日ほどになる。
弦楽器のむずかしいところは、調弦である。
かってギターで挫折したのは、調弦とコードの指づかいが上達しなかったから。
この奏生もネックが短い分、チューニングが微妙。
たちまちお手上げとなってしまった。
義父の遺品に Tuner があったことを思い出した。
弦をポロンとやると、その音の高さがデジタルで示される。
微妙なところは針で合わせる。
こんな文明の利器をしてもチューニングはむずかしい。
そんなわけで、なかなか本番にすすめない。
ここ一週間「ふるさと」の弾き語りを繰り返してばかりである。
暗雲たちこめる。