2008-05-10 芭蕉イメージが変わる 悪党芭蕉 嵐山光三郎著 新潮社 前から読みたいと思いながら先延ばしにしていた本。 奥の細道をいく芭蕉と曾良の姿、わび・さびといったイメージ先行だった芭蕉。 蕉門には、裏切り・斬殺者・流刑者・男色あり、確執あり。 古池やの蛙も、生類憐みの令に媚びたものだったり。 其角や去来といった弟子たちも一筋縄ではない。 俳句も読み込むとこんな解釈になるのか驚くばかり。 雨の日にうってつけの一冊。