芭蕉イメージが変わる

悪党芭蕉 嵐山光三郎著 新潮社
前から読みたいと思いながら先延ばしにしていた本。
奥の細道をいく芭蕉曾良の姿、わび・さびといったイメージ先行だった芭蕉
蕉門には、裏切り・斬殺者・流刑者・男色あり、確執あり。
古池やの蛙も、生類憐みの令に媚びたものだったり。
其角や去来といった弟子たちも一筋縄ではない。
俳句も読み込むとこんな解釈になるのか驚くばかり。
雨の日にうってつけの一冊。