宮脇俊三

父・宮脇俊三への旅 宮脇灯子著 グラフ社
宮脇俊三といえば、鉄道ファンの元祖のような人。
僕の学生時代(60年代後半)には、鉄研が流行だった。
多くはカメラだったが、僕はSL録音を聞くのが楽しかった。
長女 灯子さんの描いた紀行作家・宮脇俊三の日常生活。
家長タイプだが、子煩悩である一方放任主義だったようだ。


文章の書き方についてとても参考になった。
一日の旅を書くのにも、2日も3日も苦吟している。
几帳面でまじめな気性が、文章にユーモアをかもしだしている。
江国 滋・香織父子の文章を評価していることに共感。


休筆宣言して闘病生活をするとき、家族にとって辛かったことと思う。
愛情あふれる家族に見守られて去っていった。
父と娘の交流に涙腺が緩むことしばし。