梅雨入り

蓼科に行っていた6月2日に、東海地方は梅雨入りした。
その日の八子ヶ峰での雲は、梅雨前線の北側だったのだろう。
中央アルプスの方向は雲が厚く、八ヶ岳は見え隠れを繰り返した。
この時期の蓼科は、唐松や白樺の新緑が美しかった。
ところどころで小さな白い花をいっぱいつけた樹木を目にした。
山荘の林にもあったので、名前を聞いたら蝦夷小林檎とのこと。
八竜で見かけるマメナシに似た中位の高さの木だ。
朝、テラスで林を眺めていたら、まっすぐに伸びた唐松の幹を
リスが勢いよく駆け登っていった。
その木の幹にはキツツキがあけたと思われる穴がいくつかみえた。
梅雨の雨が山々の緑を濃くしてゆく。
中国やミャンマーの被災地には雨は迷惑なことだろうが、
この雨が自然を豊かにしてくれる。