インテリジェンス人間論

インテリジェンス人間論 佐藤 優著 新潮社
著者の佐藤 優氏がどうして、主要な政治家と人間関係を築くことができるのか。
情報(諜報)に対する勘、人の心を掴まえる行動はどこからくるのか。
人の心を掴むということは、状況判断でもある。
著者のするどい人物観察眼のもとに、数々のエピソードが紹介されている。
外交といっても人がやることだから、その人物にまつわる情報が情勢判断と同じくらい重要となる。
リーダーシィップを握る人物にどれだけ近づくことができるかが帰趨を決する。
相手のイチモツを握るだけの人間関係、バラバラの情報をつなぎ合わせて1つの大事な情報に組み上げる。
これはもう才能としか言えない。
確かに話は面白いが、なにやらざらついた印象が残る。