Googleの正体

僕の生活に Google は深くかかわっている。
Web検索、Gmail,Googleドキュメント、Googleカレンダーpicasa、Googlemaps,乗換案内。
最近はブラウザーのクロムと日本語入力、さらに携帯電話はAndroid
どっぷり Google 漬といってもよい状況だ。
GoogleMicrosoft の攻防戦は、クラウド時代にはいって Google 優勢のように思われる。
Google はどういうメカニズムで儲けているのか?
どういう意図で無料のサービス提供し続けるのか?
はたして Google とはなんなのか?
そんな気持ちから読みはじめたのがこの一冊。
アドワーズ広告という検索連動型広告の3行広告が収益のモト。
ひとつひとつはスモールビジネスだけれど、ちりも積もれば山となり巨大広告会社に成長した。
Google の収益はクリックの回数に連動している。
各種サービスの展開は、クリック回数を増やすためのその戦略そのもの。
中国問題、ストリートビューでのプライバシー問題、ブック検索での著作権問題と騒がしい。
こちら側はプライバシー情報が握られていることが弱みだ。少々の不安がかすめる。
今は創業者2人の十字軍的マインド(白馬の騎士)で秩序がたもたれているが、いつ変心するか?
企業は30年。あのトヨタもあやしくなってきている。
Googleはあと20年ぐらいはいいかなと思って付き合ってみようか。


Googleの正体 牧野武文著 マイコミ新書