カッコーの巣の上で

今日の午後BSでカッコーの巣の上で(1975年作品)を放映。
題名だけは知っていたが、これまで見る機会を逸していた。
精神異常を装って刑務所の強制労働を逃れたとして主人公は精神病院に収監される。
その病院の人間性を無視した強権的な管理に反抗する主人公。
入院している患者たちとの交流、混乱が描かれる。
ネイティブの大男(聴こえないふり、閉じ籠りのふり)とのこころの交流がうまれる。
悲劇的な結末だが、大男が自己を取り戻して脱出していくところに一筋の希望がみえる。
精神を病んだ人に人間性をと訴える。
カッコーの巣というのは、精神病院をさす蔑称だそうだ。
35年前の映画だけれど、今はどうなっているのだろう。
知らされていないだけなのだろうか。
強くインパクトをうけた。