FD改ざんに思うこと

証拠物件のFDを改ざんしたとして主任検事が逮捕された。
このニュースに接して、いくつかの驚きがあった。
1つ目の驚きは特捜部という組織の杜撰さ。
一罰百戒的な捜査をしてきた検察組織。
一人二役。捜査と起訴がひとつの組織に担わされた超権力構造。
そこに自己顕示欲のつよい人物がきたときの惨状。
功名心というバケモノが巣食う。
個人のPCを職場に持ち込めるという管理体制の杜撰さ。
2つ目の驚きは新聞報道の変わり身の早さ。
郵政不正事件で村木局長逮捕のときと冤罪・無罪判決のときのギャップ。
3つ目はFDが現役だったこと。
PCからFDスロットがなくなって久しい。
お蔵入りだったFDが脚光をあびている。
事件当時(2006年)の厚労省ではFDが現役だったのだ。