ハイブリッドカーは本当にエコなのか?

ハイブリッドカーは本当にエコなのか? 両角岳彦著 宝島社新書
東京のGさんが自炊版の本書をメールで送ってくれた。
iPadで自炊版電子書籍を読むのは、はじめての体験。
結構普通に読めるし、縦型単ページだと大きな字で老眼にはやさしい。
電子書籍の効用を体験した。


ハイブリッドカーに乗っているが、この本を読むとなんだか居心地が悪くなる。
確かにハイブリッドカーがかならずしもエコ(エコロジカル&エコノミカル)かは疑わしい。
実燃費はカタログ燃費の60%ぐらいがいいところだ。
それでも前のクルマの1.75倍走る(8km/l→14km/l)のだからよしとしたい。
しかし新車としての投資の回収性はまるで成立しない。
著者の言わんとするところはカタログ燃費ばかり狙った車両企画・設計への疑問。
クルマの挙動を知り尽くした賢いドライバーならMT車でももっと合理的な走り方ができるという。
でも一般大衆にそんなスキルを期待するのは無理だろう。
ハイブリッドカーはEVまでの繋ぎ役と思っていたが、けっこう存在感がある。
今のハイブリッドカーはまだ熟成途中だ。進化を期待する。
小型・軽量車でのハイブリッドカーを期待する。