フェルメールとレーウェンフック

今日の新聞に福岡伸一さんの面白い仮説が紹介されていた。
フェルメール(1632年−1675年)は光を鮮やかにとらえた絵を描いた。
レーウェンフック(1632年−1723年)ははじめて顕微鏡で微生物を発見した。
ふたりとも同い年のデルフト生まれ。
レーウェンフックは、顕微鏡のスケッチを残しているが人に頼んだものらしい。
そのスケッチが光と影の強いコントラストとグラデーションがすばらしいそうだ。
しかもフェルメールが死んだ年からスケッチのタッチとトーンが変化している。
レーウェンフックは、フェルメールの死後彼の遺産管財人を務めたという関係。
そんなことから、顕微鏡のスケッチはフェルメールが描いたのではないかというが福岡さんの仮説。
専門家は疑問視しているが、この仮説はすばらしい。
福岡伸一さんの幅広い見識というか関心の幅広さに感心してしまう。