田原総一郎・孫正義対談 [福島原発事故]

元原子炉設計者の田中三彦氏と後藤政志氏を呼んでおこなわれた
田原総一郎孫正義対談(4/4)がUSTREAMに流されていた。
時系列的に遅いのは、僕のアンテナが低かったせい。
なかなか内容が濃く感銘を受けたので紹介しておきたい。
長い(3時間)ので見るなら田原総一郎の退席後からでいい。

孫正義田原総一郎原発設計者が対談
www.ustream.tv/recorded/13747656

田原総一郎は座を仕切りたい意識ばかりが先立って見苦しかった。
自分の知識のひけらかしと東電批判に終始して話の腰を折るだけの存在。
原発賛成派として不利と見るや退席してしまった。顰蹙ものだ。
田中・後藤両氏の話は設計者だけになるほどと思わせるところが多かった。
それにしても理系人間というのは、なんと説明べたなのだろう!
制御棒が圧力容器を貫通する部分の脆弱さに驚いた。
汚染水の漏えいが疑われるが、これが140ヶ所もある。
圧力容器の圧力が上がった時の蒸気配管からの漏えいの恐れもある。

田原総一郎が退席した後の脱原発議論はなかなか説得力があった。
そして孫さんの見識がまっとうだなあと思った。
「今回の原発事故でその危険性を思い知った。人命をさらしてまで必要なのか」
高い危機感に同感。
これまでの孫さんのことを自己中心・もうけ主義・自己顕示欲と思っていたが、
100億円+在任期間の給与寄付のことだけでなく、線量計をもって被災地を
訪問した感覚に共鳴。