語感トレーニング

日本語は微妙だ。
同じ意味なのに違う言葉(語彙)がいろいろある。
相手と自分の立場、置かれた状況、語感によって伝わる内容が違ってくる。
どういう文脈で使うのか、語感が持つ時代性や差別感、育ちや教養、職業や出身地によって日本語は使い分けられる。
この本の副題は「日本語のセンスをみがく55題」とある。
7、8割は正解するが、知らなかったなあという題も。
読み終えたらセンスがよくなっているかどうかは分からないが、面白く読んだ。
外国人にとって日本語はなんとも難しい言葉(言語?)ということになるだろう。

語感トレーニング 中村 明著 岩波新書