青豆とうふ

青豆とうふ 安西水丸和田誠著 新潮文庫

本のタイトルは著者たちと共通の友人の村上春樹が名づけ親。
なんとも風変わりなタイトルだが、そこはかとない味わいがこの本にふさわしい。
イラストレーターでありエッセイストの二人が、一方が文を書きもう一方はイラストを描いて「しり取り」のように話をつなぐ。
身のまわりの面白い話や映画の話、世界を旅したときのこと、ファッションのこと、楽しい雑談が果てしもなく続く。
思わず噴きだしてしまうこともしばしば。
ハゲの話に始まり、ハゲの話で終わる。イラストの共演も楽しい。
これはおすすめ。