カフカの愚痴

海辺のカフカ」を読み終えた延長線で、なにか本物のカフカを読もうと思っていた。
娘が「絶望名人カフカの人生論」という本を貸してくれた。
カフカのマイナス思考(愚痴や絶望した時のことば)のアンソロジー。
愚痴を聞く効用は、自分よりヘタレがいて少しは自分のほうがましかと勇気づけられること。
帯に曰く「不思議な魅力と力があって、つられて落ち込むというよりは、かえって力がわいてくる」

絶望名人カフカの人生論 フランツ・カフカ著 頭木弘樹編訳 飛鳥新社