スティーブ・ジョブズは亡くなる前にCEOの座をティム・クックに託した。この本はスティーブ・ジョブズ亡きあとのAppleを綿密な取材力で描いている。結論はAppleはスティーブ・ジョブズがいた時の輝きを失った。
・サムソンとの特許訴訟
・中国の生産現場でのゴタゴタ（フォックスコン）
・新しいアプリケーション（Siri Map）の失敗
・後追いのiPad mini ー 僕はすばらしいと思うが・・・
・Androidの追従を許した
・緩んできた社内意識（緊張感を欠く）
・納税について議会証言を求められた
・株価が下がった
・Appleのシェアが下がった
・これと言った新しい製品がないー バージョンアップ止り
・かってのAppleは特別の存在だったが、今はただの巨大IT会社
・ジョブズが亡くなってすべてが変わってどうしようも手の打ちようがない
・ティム・クックはこの著書に対して「ナンセンス」と言った
認めたくないけれど、そのとうりだと思う。頑張れ Apple !
沈みゆく帝国 ケイン岩谷ゆかり著 井口耕二訳 日経BP社
