ホリエモンの自叙伝

「いつも闘ってしまうことになる面倒くさい男の人生」ということから語り始めた堀江貴文という男の自叙伝。僕はこの人のことを好きだ嫌いだということはない。ただ頭がいいということも結構不幸なことなのだ思った。
最後のほうで言っていることが印象的だった。

ある女性に血液型を聞かれて「血液型なんて聞いても何の意味もないでしょう」と突き放す。
僕のこれまでの人生の「闘い」はそうした血液型診断に似たさして根拠のない思い、習慣、常識、ルールへの抵抗だったと述懐している。
ことごとく抵抗し続けた僕は生意気な拝金主義者というレッテルを貼られ、挙げ句の果てには刑務所に入ることになった。

この人はまだ43歳なのだけれど、これからの人生はどうなるのだろう? 充実した人生を送られることを祈る。

我が闘争 堀江貴文著 幻冬舎