孫正義の大風呂敷と実行力

嶋聡著「孫正義の参謀」を読んで、孫正義の大風呂敷と実行力を垣間見た。ヴォーダフォンを買収(12006年)してインターネット企業が携帯会社・ソフトバンクに、10年後にはNTTドコモを抜くと大風呂敷をひろげた。スプリント(US)を買収してグローバル企業として売上高、営業利益、純利益でNTTドコモを完全に抜いた(2013年)。
著者は政治家(松下政経塾 民主党)だったが郵政民営化選挙で落選後、民間に転じ、ソフトバンクの社長室長として社長の孫正義を支えてきた。その8年の経緯を書いている。ハードブックスで442ページのヴォリュームに圧倒されて1/3越えのところで、積極的挫折(成毛眞的判断)。著者のオレオレ的なところと鳩ポッポ総理との関係(尊敬してやまない)が気に入らない。
孫正義ジョブズとの関係は興味深かった。
光の道構想と東北大震災後の太陽パネル事業はどうなったのか知りたいところ。

孫正義の参謀 嶋聡著 東洋経済新報社