イタリアのしっぽ

エッセイのような小説のような15編。ミラノ在住の著者の日常。犬や猫のいる生活、さらに猿や馬までも。イタリア人の生き方を鮮やかに切り取っている。陰影に富んだイタリア人たち。以前読んだ宮本映子「ミラノ 朝のバールで」を思い出した。僕は基本的にミラノが好きだ。2度しか行ったことがないけれど。

イタリアのしっぽ 内田洋子著 集英社