ギャラリーめぐり

6月に入ってはじめてのギャラリーめぐり。今回Nさんは都合で欠席、3人とHさんの奥さんとで名古屋市博物館ギャラリーへ出かけて、2つの展覧会を観た。ひとつはMさんから出展案内をもらっていた草仏展。はじめての経験だがこういう分野があるのだとの驚きがあった。仏像彫刻、それも卓上サイズの精巧な木彫。愛知県や岐阜市四日市市内のあちこちに教室があって、その会員展だった。Mさんのは仏像の絵画2点だった。推察するに写経のような気持ちで作品作りに励むのだろうか。もうひとつは二紀展。この会派は戦後二科会から分離独立したもの。僕は若いころ父に二科展に連れて行ってもらったので二科のほうになじみが強い。あまり流儀を感じない自由さがあった。すこし苦言がある。目録のことだが、あまり熱心ではない様子で会場でのガイドになっていない。僕は作品の印象をメモしたい派。会員、準会員、一般(公募作品)のクラス分け感が強くて作品鑑賞の目録になっていない。少なくとも展示順に並べてほしい。