ゼロから1を生む思考法

最近、ビジネス書に目が向いてしまう。基本的にビジネス本好きなのだ。もう現役ではないからどうでもいいはずなのに・・・・。ゼロイチという言葉が流行っているみたいで、つい本屋さんで手にしてしまった。著者は東大工学部教授で機械工学専攻。畑村洋太郎氏(失敗学など)の後継者。工学部ヒラノ教授(今野浩東工大教授)を思い起こさせる。この本のサブタイトルは「東大工学部教授が教える」。いろいろ参考になる発想法、モノの見方が紹介されていて参考になったが、ちょっと東大工学部、理系・文系という言葉が多く登場するのが気になる。理系・文系の差よりも好奇心の向き方のほうがより重要ではないかと思っている。注目したい方法は
・絵で考える 自分の考えを絵で表現する
・スナップ写真を撮るより簡単なスケッチ
・bird−eye思考(あらゆる方向からの想像、全体の俯瞰)
・Why not 思考と what to do 思考
・トライ&エラーこそ成功の布石
・わからないことは現場に聞け

ゼロから1を生む思考法 中尾政之著 三笠書房