奥深い日本の短詩(俳句)

有馬朗人氏講演会(長久手愛知県立大学)に出かけた。演題は「西洋の詩と東洋の詩、特に日本の詩」。僕とは縁遠いテーマだが刺激を求めて、興味半分。有馬先生はもともとは物理学者、東大総長 文部大臣 科学技術庁長官を歴任、俳人としても名をなしている。87歳とは思えない。矍鑠としてる。講演の内容も幅広いし、知的刺激に満ちている。西洋の詩と東洋の詩の特質(西洋詩は人間中心の長編叙事詩、東洋詩は自然中心で短い叙景詩)、俳句のユニークさ、国際的な展開など興味深い話が聞けた。ここで紹介できないのは残念(理解不足のせい)。短いことがいい、写生が大事ということが印象的。スケッチにも通ずるものを感じた。密度の高い時間を過ごせたのが嬉しかった。