漂うままに島に着き

内澤旬子さんはイラストレーターでありエッセイスト。僕はこの人のイラストと文章が好きでいくつかの作品を読んできた。「センセイの書斎」「捨てる女」など。乳がん、離婚という人生の難事を乗り越えたら、今度は東京生活と狭い家に嫌気がさして小豆島への移住を決断。なぜ小豆島なのか、家探し、引越し、実際の島暮らしの顛末記。この人のタフさには呆れてしまう。海の見える一軒家(貸家)に住みヤギを飼い、畑を耕し、イノシシの罠をかける生活。ネットを使って制作活動を継続。ヨガやらバレー、ショッピングに高松・東京に出かけるし、近在のお年寄りや移住者仲間とのふれあい・・・となかな忙しそう。小豆島での移住生活を一緒に楽しませてもらった。

漂うままに島に着き 内澤旬子著 朝日新聞出版