多崎つくる 終章

終章に入った。なぜ5人組から排除されたのか。名古屋にそしてフィンランドに旧友を訪ねる。それが解明されていく。フィンランドでのエリとの邂逅は、青春小説として恋愛小説としてとても素晴らしい。しかしあちこちに出てくる性的な描写は本当に必要なのか? ノーベル賞作家としてどうだろうか? ハルキストの多くは女性だ 、彼女たちはここのところをどう思っているのか。僕としては「ノルウェーの森」に次いで評価を高くおく。思い念じることが地下世界(?)を通して繋がる(現実化)というは、受け入れがたい。その点でアナザーワールドという印象は拭えない。
今日は、はや夏バテ気味でうちでじっとしていた。ipad 片手の本読みは時間がかかる。
舞台となったハメーンリンナ(フィンランド)という土地を Googlemap で検索してストリートビューで歩き回ってみた。
Googlemap

航空写真

ストリートビュー 湖畔