コウゾ

梅雨の真っ只中で少し涼しく長袖シャツに着替えた。夜半は音を立てて雨が降っていたが、昼間は大した雨ではない。今日は休養日と決め込んで、新聞切り抜きの整理やら雑事ですごした。退屈しのぎにコウゾの実を描いてみた。6月になると宝石のように輝く実が葉の裏側にぶら下がっていた。コウゾは樹皮の繊維が和紙の原料となる。紙麻(かみそ)からコウゾとなったという。コウゾ、ミツマタ、ガンピが和紙の原料。和紙は610年に朝鮮から製法が伝来して以来日本史と深く関わる。平安文化も武家社会も和紙と関係する。文献は和紙に筆、浮世絵、雨傘や合羽なども日本文化は紙の文化とも言える。

f:id:tsaito758:20200619152344p:plain

コウゾ