エマニュエル・トッドを読み終えたので、積読の次の一冊に取り掛かった。小説「霧の子孫たち」、「諏訪式」の中で紹介があった。蓼科から霧ヶ峰 美ヶ原をむすぶ有料観光道路 ビーナスラインと旧御射山遺跡に関わる自然保護運動の物語。舞台となる霧ヶ峰の八島湿原は僕の大のお気に入りスポット。木道を辿るとに旧御射山遺跡があって小さな山小屋（立ち寄ってコーヒーを飲んだ）がある。新田次郎は八島湿原の植物を丁寧に描写していてとてもいい。諏訪大社の御柱祭との関連にも言及するようだ。新田次郎は地元 諏訪の出身、霧ヶ峰を描くのにこれ以上の人はいない。八島湿原に行くようになる前に読んでおけばよかった。しばらく八島湿原を思い出しながら読んでみよう。
霧の子孫たち 新田次郎著 文春文庫
