尻啖え 孫市

暑さ(今日は35℃越え)しのぎに「尻啖え 孫市」という司馬遼の小説を読んで過ごしている。雑賀衆という鉄砲使いの集団(その頭目が孫市)と木下藤吉郎の話。雑賀は和歌山市にある港町。つい先日 ニュース(何だったかは忘れた)を耳にして、和歌山出身のNさんと孫市を思い浮かべた。はじめの話は 敦賀 若狭からの信長敗走、藤吉郎と孫市が殿(しんがり)をつとめた。尻啖え(しりくわえ)とは前後逆に乗馬し後方を気遣いながら殿をつとめた。下る道は鯖街道、若狭で泳いだあとこの道を通って京都に抜けたことがあった。熊川 朽木 大原・・・と懐かしい地名が出てきた。

 尻啖え 孫市 司馬遼太郎著 講談社文庫 (電子書籍)

根来衆というのも和歌山県。進取の気質が和歌山県人にある。

尻啖え 孫市