わが国を代表するデザイナー43人が道具を自己紹介している本。
クリエーターはどんな筆記具からアイデアを生むのか、興味津々。
意外に素朴なのにびっくり。鉛筆派が多い。
弘法筆を選ばず、プロは道具ではなくアイデアが勝負ということか。
オタクっぽいものはなく実用一本やりだが、思い入れがうかがわれる。
僕が共感したいくつかを挙げると
◎ステドラーの芯ホルダー(柏木博 永井一正 山本章)
◎ダーマトグラフ(菊竹清訓)
◎スーパーマルチエイト(黒川雅之 面出薫)
・ロットリング製図用シャープペンシル(佐藤卓)
・Bic 2色ボールペン(ナガオカケンメイ)
・FABER-CASTELL シャープペンシル(原研哉)
・鉛筆が6角である理由[削りやすさ](福田繁雄)
・チビた鉛筆とホルダー[けちん棒と言ていた](松本哲夫)
◎水性ボールペン 三菱 signo(三木健)
◎ボールペン 三菱 POWER-TANK(森正洋)
◎は僕も愛用している。道具をもてばクリエーターになれるわけではないけれど。