文庫本化

先日の新聞広告に載った文庫本が気になった。その題名はどこかで見たような気がした。
ハードカバーとして発刊された本が何年かして文庫本として再登場することが多い。
本棚を探してみたらでてきた。どうやら積読本だ。もう少しで買ってしまうところだった。
2004年の本が2年後に文庫本化された。価格は1400円が500円になっている。
この差額をどう考えたらよいのか。
新刊で買うか、2年待って1/3の値段で買うべきかの問題。
理想的に言えば「新刊で買って、面白かったら文庫本をストック用に購入しハードカバーは捨てる」だろう。
でもそこまではしないだろう。
「文庫本になるまで待つか」という問題だが、何時文庫本になるかはわからない。
文庫を買って、それが文庫本化されたものと知ったときの小さな衝撃、それはなにか?
冷蔵庫の奥の保存食みたいな感じで、新鮮さに欠ける。
中身は変わらないのだから、新鮮さをとるか値段をとるかの問題だ。
今回は、悔しさ半分。本棚から引っ張り出して読むことにした。