社保庁を訪ねる

再来月には65才到達、仕事の契約更新の時期も近い。
自分の老齢年金(現在は支給停止中)を確認しておくため
年金相談センターを訪ねた。
朝1番だったせいか、閑散としていた。
社保庁バッシング(確かにバッシングされるだけの理由はあるが)
の中、「窓口氏」はテキパキと対応してくれた。
65才になると、働いて収入があっても年金が一部支給され
るとのこと。フルに年金生活にはいるか、年金は少なくとも
働くほうに軸足をおくか、考えどころだ。
もすこし自分のやりたいことに時間を使いたいが、
働けるうちは働きたいとも思う。心がゆれる。


最近、ひとにすすめられて年金の勉強を始めた。泥縄だな。
年金問題の正しい考え方 盛山和夫著 中公新書

「いまの年金制度は破綻しないで維持できるのか」を考える。
それにしても年金問題は複雑怪奇。単純アタマには理解しがたい。
いろいろな経済的な条件、人口構成、制度そのものが絡み合って一筋縄
ではない。
シュミレーションで平均的なところを見るしかないらしい。
このあたりが年金問題をわかりにくくしている根源ではないか?
ブラックボックスなのが問題である。
現実的に、自分の受け取ることのできる年金額すら自分で計算できない。
なぜそうなるのかは、さらにわからない。
「お上のオボシメシ」で年金をイタダク制度なのだ。
ここのところが改正されて、わかりやすく(透明性の高い)制度に
ならなくては、社保庁への不信感はぬぐえない。
国民の側もそろそろ「お人よし」を止めなくてならぬ。