秋のとば口

昨日は八竜湿地の自然観察会。
今回のねらいは、シラタマホシクサ
集合場所までの道には、落ち葉やどんぐりが落ち、蝉も鳴かなくなった。
湿地の草木は、実をつけはじめた。
子孫存続のため、鳥に食べてもらう必要がある。
そのため色鮮やか。
ウメモドキ、ガマズミ、イソノキ、クロノニシゴリなどいっぱい実をつけた。
だがまだ熟していないこと知ってか鳥は食べていない。
ルリノニシゴリ(サワフタギ)の実は、宝石のようにきれいな青(ルリ色)。
本命のシラタマホシクサは満天の星のように広がっていた。
五角形の茎を下からしごくと、花が風車のように回った。
吾亦紅も真紅にその穂を輝かせている。
アケビが大きく割れていた。白い中身を口にすると濃い甘みが広がった。
黒い種を噛み砕いたら、渋みといがらぽっさがいつまでも消えなかった。
この時期の湿原は、冬を前にした秋のにぎわい。