ルネサンスとは何であったのか

ルネサンスとは何であったのか 塩野七生著 新潮文庫
新聞広告が出た日に新幹線のキオスクをで目にしてさっそく買い求めた。
第1章から引きつけられて、ここ2日で読み終えた。
ヴェネチアとフィレンツエの特質の違いが面白い。
この2都とローマ、それぞれのルネサンスを比較している。
その視点(人間がいきいきとしている)に魅せられて一気に読んだ。
ルネサンスの精神は、大航海時代につながる。
宗教改革と反動宗教改革へはつながっていないというのにも納得。
この本のうれしいのは、巻頭の資料と後半の(ルネサンスの)主役たちの略歴一覧。
資料はルネサンスに登場する人物の年表、イタリアの人口推移、勢力分布が役に立つ。
略歴一覧は代表作か肖像画があり簡単な人物像が1ページにまとめられているが、
かなりの空白スペースがある。ここにメモが書き込めるのがいい。