豊さんのビジネス

里山ビジネス 玉村豊男著 集英社新書

この人の生き方をずっと注目してきた。
エッセー、静物水彩画、TV出演・・・・。
開墾からの農場、ブドウ栽培、ワイナリー、レストラン・・・・と
手を広げてこられた。
才能ある人は違うなあと感心するばかりでいたが、
この本はその裏側の事情を語っている。
「幸運にも・・・」と謙遜しているが、ワイナリー・レストランの経営は
順調に立ち上がっているようだ。
スローライフ、オーガニックといった自然志向と玉村豊男ブランドの確立が成功要因。
それは著者の高い志と広い見聞からの読みに裏打ちされている。
やはり才能の問題だろう。
里山ビジネス」というより「豊さんのビジネス」という題名がふさわしい。
まだ東御市の丘陵にあるヴィラデストには行ったことがない。
次の蓼科行のときには、足を伸ばしてみたい。