フェルメール

フェルメール 全点踏破の旅 朽木ゆり子著 集英社新書


フェルメール(1632-1675)は寡作な作家だ。
真作かどうか定まっていないものを含めても37作品しかないという。
17世紀のオランダは興味深い。
ルネッサンス(13世紀末-15世紀末)の動きが北上、宗教革命、東インド会社など活発。
商人が力をもった時代。ネーデルランド絵画が開花した。
宗教画のようにわかりにくさがない。
独特の光と色の調和、そして静謐さ。
「牛乳を注ぐ女」を見たのはついこの間のような気がするが、
こんどは東京都美術館に7点もの作品が展示されている。
週末、東京にでかけるので見てきたいと思っている。
この本は予習。なかなか内容のあるいい本だ。