恋愛小説

図書館の新刊書の本棚から気まぐれに借りてきた。
1992年(平成3年)の五木寛之の恋愛小説の再刊版。
バブル末期の雰囲気の中で繰り広げられる大人(?)のラブロマンスだけど、
なつかしいヨーロッパ車が雰囲気つくりの役回しとなっている。
「さらばモスクワ愚連隊」や「青春の門」を愛読したが、
「晴れた日には車をみがいて」や「艶歌」では気障なクルマ文化が謳われて
すこし辟易としたことを思い出す。
このころの五木寛之はまさに「流行作家」だったのだ。
舞台はフィレンツェだったり青山だったり・・・・・懐かしいけど照れくささが伴う。