アレルギー・アトピー

うちの奥さんはいまアトピー性皮膚炎に苦しんでいる。
僕も毎年春先にアレルギー性鼻炎に悩まされる。
「これはどういうメカニズムなのか」と思っていたら、この本に出会った。
アレルギーというのは免疫の過敏反応。
身体に異物(病原菌、花粉やダストなど)が入るとき、それを除去しようとする働きが免疫。
その過剰反応が新たな病気(咳がとまらない、かゆみ、皮膚ただれなど)の原因となる。
アトピー性皮膚炎の場合、はじめのかゆみはいろいろな原因によるが、
かきむしることで皮膚に炎症をおこす。白血球の一種の好酸球が異物を排除しようと
あつまるのだが、まわりの正常な細胞まで傷つけてしまう。
はじめのかゆみと好酸球のかゆみは別物。
治療は皮膚の炎症をおさえることに重点をおく。
ステロイドと保湿剤で皮膚のバリアー機能を回復させることがポイントだそうだ。
アレルギー性鼻炎のほうは粘膜の洗浄がよさそうだ。
アレルギーの仕組みが分かってきたのは最近のことだそうだ。


本当は必ず治るアレルギー・アトピー 皆川正夫著 マイコミ新書