最近あまり本が読めないのだけれど、この本は面白く読めた。
フランス革命については世界史の教科書レベルでしか知らなかった。
バスチーユからナポレオンまで人物を中心にフランス革命の経緯が平明に語られている。
面白かったことは
・ルイ16世の再評価 愚鈍な専制君子ではなく賢い改革派だった 死に望み平静だった
科学知識を持ち合わせていて、ギロチンの考案者のひとりだがそのギロチンで死んだ
・女性が活躍したこと
ヴェルサイユ行進 メリクール ロラン夫人(ジロンド派 影の指導者)ほかにも多数
マリー アントワネットとエリザベト(王妹)の翻弄された人生
・ジロンド派とジャコバン派の確執 革命家の人物像
・ジャコバン革命政府と恐怖政治
・200年も前に自由と平等を高らかに謳いあげていること
・バスチーユ陥落からテルミドールのクーデター(実質的革命時期)はたった5年