自転車ぎこぎこ

著者は76歳、自転車に乗り始めたのは68歳とか。
杉並から虎ノ門の歯医者通い(往復40Km近く)で鍛えた自転車乗り。
軽量(10Kg以下)の20インチの折りたたみ自転車でどこへでも出かける。
東京の都心道路の走行は、そうとう恐ろしい。
折りたたんだ自転車をもって電車ででかけて、そこから走る。
三浦半島や房総半島、渥美・知多半島、出雲と全国各地。
忘れ物をしたり、豪雨の中の走り、そのときまかせの宿探し・・・・・・。
帰りはクロネコに運んでもらうのだそうだ。
そんなのんびり、でも結構がんばる自転車エッセー。
いま自転車ブームなのだそうだ。
この歳でこんな自転車ツアができるとは、うらやましい。


自転車ぎこぎこ 伊藤 礼著 平凡社