写真集・桂離宮

写真家・石元泰博の眼をとおした桂離宮
1954年に撮影したモノクロ写真を半世紀の時間を経て世に問う写真集だとか。
冒頭の踏石を真上から撮った写真は、モンドリアンコンポジションを思い浮かべるほど現代的。
飛石の配置も緊張感あふれるデザイン、これしかないというデザインだ。
門や書院の外観のストレートな構成とぴんと張った雰囲気
江戸時代初期にすぐれたデザイン感覚のひとがいたという驚き。
素晴らしい。
この本を図書館から借りてきたのはたまたまなのだけれどしばらくは手元に置きたい。
桂離宮 石元泰博著 六耀社