わたしのこだわり

わたしのこだわり 岩波書店編集部編 岩波書店
30人の執筆者が自分のこだわりを語っている。
人それぞれに異なるこだわりをもつ。
こだわりがないと言ってもそれがこだわりなのだ。
言い換えれば個性ということかもしれない。


面白かったこだわりを挙げると
・身辺雑記系のエッセイを書かない(斎藤恵美子)
 毎週毎週、人に話したくなるようなおもしろいことはおこらない。
 それはブログでも同じ(僕の感想)。
・「僕」を使うとどうしても文章が軽く、甘えがでる(川本三郎
・甘栗へのこだわり(藤森照信
・マイペースを保つためのこだわり(森村誠一
 旅行の七つ道具のリストにこだわりが現れている。
・文房具へのこだわり(池辺晋一郎
走れメロスへのこだわり(安野光雅
 ここまで深読みできればアッパレ。
・中国へのこだわり(星野博美
 本当は中国政府への不満が、さしあたりリスクをともなわない反日行動となる。