電子書籍の時代は本当に来るのか

さまざまな読書用電子端末が登場して電子書籍が話題だ。
僕も iPadを持つが紙の本で手いっぱいなので、電子書籍まで手がまわらない。
この本は、電子書籍の現状と将来の展望をていねいに書いていて好感がもてた。
アメリカでのキンドルほかの電子書籍端末の状況を報告している。
キンドルを買ったのは中高年層だった。文字拡大が便利ということか?
キンドルの文字は結構読みやすいようだが、ウェブ接続はできない。
一方、iPadは多機能すぎて読書端末としては気が散りすぎる。
いずれにしても、かなり本を読む人でないとペイしない。
グーグルの野望(地球上の書籍をデジタル化)は成功するか?
新聞社のニュースサイトの有料化は成功するか?
課金システムのあり方がカギを握っている。
僕の感じでは、電子書籍の時代はもう少し先(5年くらい)。
まだ電子書籍でなければならないという切迫感がない。
電子書籍の時代は本当に来るのか 歌田明弘著 ちくま新書