電子本をバカにするなかれ

電子本をバカにするなかれ 津野海太郎著 国書刊行会
電子書籍元年のいま、このタイトルでなにを言おうとするのかとの関心から選んだ本。
この本のサブタイトルは書物史の第三の革命。
本の電子化は、口述から文字へ(第1の革命)、写本から印刷本へ(第2の革命)という2つの革命に次ぐ第3の革命。
「紙と印刷の本」は20世紀の最後の10年に最盛期を迎えたあと衰退期にある。
いま第3革命の鳥羽口にある。
しかしすべてが電子本に代替しまうのではなく共存が続くとのこと。
そうだろう。僕も電子書籍にすべてが置き換わることはないと思う。
iPadでじっくり楽しみの本を読もうとは思わない。
タイトルに惹かれて読みはじめたが、なんだか小難しくて最後まで読み通せなかった。