一日TVの前でじりじりした気持ちで過ごした。
午前中にヘリによる水投下が行われたが際立った効果があったとは思えない。
地上からの放水は準備作業に時間がかかっている。もう夕方になってしまった。
原子炉設計に携わったという経験をもつ大前研一氏が福島原発の問題に発言している。
設計思想が甘かったこと。
日本の優秀さは幻想にすぎなかったこと。
いまさらそんなことを言われてもなあというのが率直な感想だ。
以下、大前研一ニュースの視点(3/13 YouTube)のメモ。
・チリ津波の経験が活かされなかった(想定外の規模)
・なにが起こっているのか→制御不能に陥っている
2系統のバックアップがやられている
電源がきれてメーターが読めない状況
オペレーターはマニュアル主義で緊急対応ができていない
・変電所が破壊されていて外部電源が取り込めない
・電源確保のためには、原子炉は緊急停止させない方が良かった
・海側にバックアップ施設をおいたことの反省
海からの搬入ということに関しても甘かった(想定外の津波規模)
・初期に冷却水の投入ができなかったことが悔やまれる
電池が生きている間に冷却水投入ができていれば事態は違っていた
・原子炉に海水を導入するということは、その原子炉をオシャカにすること
その判断が遅かった(東電の怠慢 経営判断優先)
・ボロンを含んだ水を注入すれば暴走は収まる
暴走は避けられるだろう→飛び散ることはないだろう
・おそまつな東電のバックアップ体制
・このような事態に陥ってしまったからには日本原発の今後の再建はない
国民の同意は得られない
日本の電力政策:原発ベースはありえない→35%の省電・省エネで対応
・「日本の優秀さ」はなかった
原発の設計思想に甘さがあった
・世界的に脱原発の動きがでてくる(ドイツ US)
・情報を携帯電話に頼ることの弱点
・Twitterの有効性:1パケットで通信できることの有利性
・日本の対応能力への高い評価があるが・・・・
あっけにとられて、何をやったらいいか分からない状態ではないか
今後、落胆との戦いがあって、日本人の評価はそこから
・復興に向けての提案
消費税+1% 1年間の限定→2兆円を復興にあてる