カフェの国・風と光と石畳

カフェの国・風と光と石畳 河野民枝著 講談社出版サービスセンター

著者は羨ましくもゆったりフランスの各地を旅してこの文章を書いている。
御主人は画家のようだが、取材旅行について行くばかりでなく、単独であるいは娘さんと旅する。
マダムコーノはフランス語をものするからものおじしない。やりとりが愉しい。
サブタイトルは旅で触れあったフランスの人たち。
旅に強い目的意識があるわけでないようだが、TV番組の世界の街歩き風の味わいがある。
フランスの鉄道とバスをうまく乗りこなしている。それも羨ましい。
挿画はご主人のものとおもわれるが、なかなかいい(彩色だともっといいのだが)。
旅の行きずりのように、ふと図書館の棚から手にした一冊。