空飛ぶタイヤ

空飛ぶタイヤ 池井戸潤著 実業之日本社

今回の直木賞を受賞した池井戸潤の作品。
M自動車のタイヤ脱落事故とリコール隠し事件をモデルにした企業小説。
事故原因を一方的に整備不良とされ窮地にたつ運輸会社。
中小企業の熱血社長が巨大企業に立ち向かう姿を追う。
中小企業vs財閥企業、一流企業といわれる企業の隠蔽体質、その中でうごめくビジネスマン・・・・・。
主人公の息子の小学校でのPTAの混乱模様など現代社会を活写した小説。
コンプライアンスなき企業は市場から排斥されるべき。