ミステリのエンターメント性

深夜プラス1(ギャビン・ライアル 英国ミステリ作家)を読み終わったが、途中挫折しかかった。
2/3あたりから筋が負えなくなってしまった。最後でピタッと着地したが・・・・。
このことについて巻末の解説(田中光一)はこう述べている。
今、「深夜プラス1」の5回目を読みおわって、深い吐息をついたところである。すぐれたエンターテイメントには、その作品をそうならしめているさまざまな条件があるが、その一つは、再読、いや再々読に耐えるということだろう。
筋が負えなくなってしまったあたりを解読するには再読しなくてはならない。主人公ルイス・ケインは魅力的なキャラクターだ。