新・戦争論

クラウゼヴィッツ戦争論に倣って、ふたりの知の巨人が国際関係を論じる。
内容は、日本の集団的自衛権イスラム国、エボラ出血熱、民族と宗教、ウクライナ問題、スコットランド独立騒動、北朝鮮問題、尖閣問題、イスラム教・・・・など多岐。対立は終わらない。
戦争の時代と言われた20世紀だが、21世紀になっても戦争は終結しない。
こういう見方をするとこういうことなのかと感心するばかり。
池上さんの解説はわかりやすいが、佐藤さんの物言いは少々難しい。
ふたりの情報の豊富さはどこから来るのか?
池上さんは毎朝10紙の新聞に目を通す(20分だそうだけど)。佐藤さんの読書量、読みの深さは凄い。
佐藤さんはEverNoteを活用し情報整理をしているという。僕も最近、新聞の切り抜きはやめて、Web新聞の記事をEverNoteクリッピング(象のアイコンをクリックするだけ)している。
それからメモとスケジュールはアナログだということもふたりに共通していた。
情報リテラシーを学ぶ(まねる)こととしよう。

新・戦争論 池上 彰・佐藤 優著 文春新書