台湾という存在

先月、蔡焜燦著「台湾人と日本精神」を読んでから台湾のことが気になっている。少し古い(1996年)が、深田祐介金美齢著「鍵は台湾にあり」を読んでみた。日本人が台湾人に説いた日本精神(正直 謙虚)を日本人自身が忘れてしまったようだ。確かに「鍵は台湾にあり」と思う。李登輝司馬遼太郎の台湾紀行、台湾万葉集など読み直してみたい。深田祐介はもう亡くなったが、「新西洋事情」やら読んだことがある。後半期はアジアに軸足があった。金美齢は今も活躍中の辛口コメンテーター、台湾出身。この本では台湾の成り立ちについて詳しく語られている。北京にばかり目を向けずに台湾の動向を注視しよう。中国の覇権主義、韓国の傲慢、日本の右傾化の中、台湾を見て視力調整したい。