デザインは余程よく似るものらしい

今日の朝日川柳の入選句。最近のシンボル・マークやロゴのデザイン問題を揶揄しての一句。デザインのオリジナリティが問われている。パクればぼろカスに言われるは当たり前だ。ましてこの情報化・グローバル化時代だ、パクればすぐに分かる。商標登録がどうのと言う前の問題。オリジナリティに対する姿勢・矜持だろう。
昨日の天声人語に詩歌の世界では寺山修司(模倣小僧と言われた)や子規(柿くえば・・・の句は漱石の句の発展形)にもコンセプトをパクった作品があるが、その作品に高みがあればよしとパクリを擁護するような文章があった。
オマージュとパクリの境界線はむずかしい。グラフィックデザインでは、文句のつけようのないオリジナリティが第1だと思う。日本には北斎若冲といったオリジナリティの高いグラフィックデザインの伝統がある。
この文章もパクリくさくもあるなあ。